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大名で迷子になりやすい理由

大名を歩いていると、目的のお店に行く時、「あれ、どの通りだったっけ?」という経験、ありませんか?


大名の地図を見てみると、長方形のブロックがいくつか並んだような形になっています。

東西に細長い道が多く、それらが綺麗に交差するのではなく、少しずれながら「T字路」になって交わっているのがこのエリアの特徴です。


実はこの形、江戸時代から続くものだったのです!



【城下町、大名】


大名は福岡城の東側にあり、江戸時代に黒田藩によって整備されました。

現在の舞鶴公園と大濠公園の辺りにあった福岡城。

当時お堀は赤坂・天神を通り抜け、那珂川まで伸びていました。


明治時代には堀の埋め立てが進み、現在は街が形成されていますが、城下町特有の町割り」は現在の大名にも残っています。


現在も大名に多く見られるT字路や鍵型の道路。

これは、福岡城に攻め込む敵が直進できないように作られたものでした。

また、路地が多いのも大名の特徴ですが、「枡型町割」というこの形は、路地に障害物を置くことで敵を浜辺に流すという軍事上の仕組みを考えて作られたものだったのです。



このように、城下町らしい街並みが残る大名。

福岡城藩主の戦略と知れば、迷路のような街の形も納得ですね。


そんな歴史を感じながら、のんびりと大名の路地を巡り歩いてみるのも、楽しいかもしれません。

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九州大学|都市設計研究室

工学部 建築学科 / 大学院人間環境学府 都市共生デザイン専攻

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