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都市設計とは

 

アーバンデザイン(都市設計)は、人口の急増に対応して量的な充足を目指すなかで専門分化してしまった建築・土木・ランドスケープの垣根を超え、都市を形作る構築環境(Built Environment)を、人間の目線で問い直すことを基本としています。都市の全てを設計する訳ではなく、都市を形作る「モノ」と「ヒト」の関係をデザインする、良い方向に変化させるために、都市空間を構想し、それを実現するための制度や方法、プロセスを考えます。

 

都市に積み重なる地形や歴史を丁寧に読み解き、都市の現場で起こっている事象を見つめることを原点として、主体的に研究テーマを探し続ける研究室を目指しています。

主な研究テーマ

1. 人口減少と縮退に対応するアーバンデザイン

都市縮退などの大きな社会変化を受け止める都市空間のあり方を模索しています。既に大規模な縮退を経験したデトロイトやバッファローなど米国の人口減少都市や、人口減少が見込まれる西日本の工業都市の調査を進めています。

 

2.民間開発による公共的空間の創出と活用

民間都市開発によって生み出される、公開空地や屋内の公共的空間の利用実態や公園・街路とそれらの公共的空間の関係に興味を持っています。民間開発に携わった経験も活かし、公共領域の質の評価や都市再生の制度の課題について検討します。

福岡都心部で様々な主体と連携した実践的な調査・活動を進めていきたいと考えています。

3.産業遺産・工場跡地・遊休港湾の再生

遊休化した工場跡地(ブラウンフィールド)や、物流機能を失った港湾の再生は、先進工業国共通の課題です。産業遺産の活用、水辺と都市の関係回復、新たな用途の創造など、複合的な課題を踏まえたデザインマネジメントの手法が求められています。

 

4.都市空間の形成過程を踏まえたアーバンデザイン

一見特徴のない市街地に見えても、都市空間は様々な形成過程を経て、現在の姿に至っています。まちの形成過程を丁寧に読み解き、空間構成の原理を知ることは、これからのアーバンデザインの出発点を見定めることです。